モミジとカエデ

摘要

モミジとカニデ、どちらもカエデ属の植物を指す言葉です。 モミジは秋に色づく葉（紅葉）から、またカエデは蛙手と葉形からつけられた名前です。 もともと、「もみぢ」とは植物が赤や黄色に色づく様子を表わす言葉でしたが、特に紅葉の美しいカエデの仲間を指すようになりました。 カエデの仲間でも、名称の語尾がモミジやカエデでないものがあります。 シデの葉に似たチドリノキ　 さhしゅっふくようや、三出複葉のメグスリノキなどで、一般的なカエデの葉形と異なるためか、古くはカ土デの仲間と認識されていなかったのかもしれませh。 また、江戸末期に来日したシーボルトは、「日本植物詰」を著した博物学老でしたが、葉が三裂するウコギ科のカクレミノの学名を誤って、カエデ属としたことが知られています。