チャイナ口しズ、1アイー口—、スとその祖先

摘要

現在、私たちが目にする四季咲きのバラは、原種の中で唯一四季咲き性を持っていた中国の「庚申バラ(ロサキネンシス)」の仲間に由来しています。庚申バラには変種が多く、はるか昔はつる状で、ほかの原種と同じく一 季咲きであつたと推測されます。実際に近年発見された「ロサキネンシススポンタネア」や昔から栽培されている「ロサキネンシスァルバ(白長春)」などは、つる性で開花も春のみです。おそらく中国のバラの中で開花の頻度が増すものが現れ、やがて枝が伸びない四季咲き性を獲得したのではないかと考えられます。