耐火物の熟的·機械的性質の評価--基礎と応用－（その20）7.破壊力学特性 基礎2

摘要

熱衝撃破壊と損傷に対する抵抗性能の改善は，耐火物の高性能化において常に最も重要な課題の一つとなっている。 しかし，これらの抵抗性能を実験的に評価する汎用手法は今のところ存在しない。従って，個々の研究者が従前の破壊力学試験法を改良する中でこれらの抵抗性を表すパラメータを定量化する必要がある。 このためには，熱衝撃破壊とこれに伴う損傷の力学過程あるいは物理過程を理解する基礎能力を養うことが要求される。 本講座においてはき製造展の安定性をエネルギー論に則り考戸越銀座察する中で，熱衝撃破壊と損傷の理解を深めることを試みた。 その中で，「平衡（臨界）き裂」，「安定平衡き裂」，「不安定平衡き裂」，および「き裂の不安定進展と停止」の破壊力学。破壊物理，更にほ，これらの壁熱衝撃破壊·損傷の埋解に本質的に重要となることを強調した。