保護熱板法と熱線法によるセラミックファイバーブランケットの熱伝導率

摘要

断熱性能を評価する熱伝導率の測定方法は，大別すると定常法と非定常法に分けられる。セラミックファイバー製品の熱伝導率の測定には，定常法が用いられることが多く，保護熟板法（Guarded Hot Plate Method：GHPM），熱流計法（Heat Flow Meter Method）が代表的方法である。定常法は，温度分布の比較的大きい実炉に近い状況で熱伝導率の測定ができ，セラミックファイバー製品の熱伝導率の測定に使用されることが多い。非定常法は，熱拡散率（Thermal Diffusivity）を測定する方法で，熱線法（Hot-Wire Method：HWM）が代表的な方法である。