最新地質図の紹介 20万分の1地質図幅「甲府」

摘要

20万分の1地質図幅は，産業技術総合研究所 地球科学情報研究部門が同所関連研究部門·センターと連携して行う「地質図の研究」に基づいて編集されるものです。 「甲府」図幅は山梨県を中心にして長野県，静岡県，神奈川県，埼玉県，東京都，群馬県の一部が含まれます。 本図幅の完成により，関東地方の20万分の1地質図幅はすべて完成したことになります。 讣赘箛矸赜颏希醒毪渭赘璧丐沃埭辘蛉·陣欷啶瑜Δ耍悉烁皇可剑堡税衰鲈溃鳏顺嗍矫}，東に関東山地がそびえ，これら地形に対応した多彩な地質が見られます。 本図幅地域の先中新続は内陸側より，領家帯 ù◣。 雀咐蹘。 耐蚴蹘·瑤∽搐朔植激筏皮い蓼埂￥长欷椁螏∽礃嬙欷希瑖矸赜蛭鞑郡纬嗍矫}付近では北東-南西から南北方向に並列するのに対して，八ヶ岳付近で屈曲して，関東山地では東南東-西北西方向に変化しています（第1図）。また，この屈曲構造を切るように赤石山脈の東側には糸魚川-静岡構造線が発達しています。 この構造線を西縁とする屈曲構造の内側は南部フォッサマグナ地域と呼ばれ，中新世-前期更新世の堆積岩，火山岩，火砕岩が分布し，深成岩頬が買入しています。 先第三系の帯状配列の屈曲構造と南部フォツサマグナの形成は新第三紀以降の伊豆-小笠原弧の本州弧への衝突によるものと考えられています。