米欧、対中輸入制限発動へ中国は対抗措置として輸出関税を撤廃

摘要

米政府は13日、中国からの輸入が急増している シャツなど繊維製品3品目について、緊急輸入制限（セーフガード）を発動することを決めた。 米紙経業界や議会で中国批判が高まっており、ブッシュ政権が具体的な措置に踏み切った。対象はニットシャツ、線ズボン、下着の3品目。 今年1月に、30年続いた繊維製晶の国際的な輸入数量規制（クオータ）が廃止され、米国の3品目の1--3月の輸入量は前年同期より約4～16倍も増加した。 今年末まで輸入増加量を前年比7。 5％以内に抑える制限を課す。 5月末までに発動すると同時に中国政府に事態改善のための協議も申し入れる。 世界貿易機関（Ⅵ7TO）の協定上、市場に混乱をもたらすような曹国製品の流入があった場合、それを制限するセフガド発動の権利が輸入国に認められている。 数量制限撤廃後に米政府がセーフガードを発動するのは初めて。