学術貢献賞受賞内藤猛章氏の業績

摘要

神戸薬科大学内藤猛章教授が，平成20年度の日本薬学会学術貢献賞を受賞された．「含窒素化合物の合成を指向した新規合成反応の開発とその応用」として集大成された長年のご研究が認められたものであり，同じ有機合成化学分野を専門とする者として，心よりお祝い申し上げたい．内藤猛幸先生は，昭和41年大阪大学薬学部卒業後，昭和43年大阪大学大学院薬学研究科薬品製造学教室において堀井善一教授の元で薬学修士の学位を得られ，直ちに神戸女子薬科大学（現神戸薬科大学）の助手に就任された．昭和47年に薬学博士の学位（大阪大学）を取得され，講師，昭和50年助教授を経て，昭和63年に教授に昇任された．