急傾斜地における橋脚の設計、施工

摘要

県営基幹農道整備事業山口地区（総延長3，153 m，1-3期） は岐阜県東部の中津川市山口地内に位置する農道であり，国道 19号から山口地域を縦断して馬籠地域を結ぶ幹線農道である。 椿大橋（L= 188m)の施工に当たり，橋脚部は谷間の急傾斜 地での施工となることから，土留め工法を検討した結果，竹割 り型構造物掘削ェとした。本報では，NETIS登録工法である 新技術を導入することにより，路の難箇所でコスト縮減お よび施工性の向上を図るとともに，自然負荷の軽減を最小限と した本工法の設計および施工事例を紹介する。