相模鉄道10000系の概要

摘要

"さらなるサービスの向上と，環境へのやさしさを求めた10000系"相模鉄道では，以下のコンセプトを主眼において設計·製作した新型通勤電車10000系を導入した．·人と環境へのやさしさ10000系電車は，お客様に快適にご利用していただけるように，ホームと出入り口の段差を縮小したほか，着席区分を明確にしたバケットシート＆スタンションポールの採用など，バリアフリー化とサービスの向上を進めている．また，10000系電車は，車両全体の大幅な軽量化を図るとともに，低騒音型機器による動作音の軽減，防音車輪の採用など環境にやさしい電車としている．·ライフサイクルコストの低減10000系電車は，東日本旅客鉄道株式会社殿にて使用しているE231系直流電車を基本ベースに設計し，当社初のオールステンレスボディや列車情報管理装置「TIMS」の導入による機器の集約化や機器間伝送，自動出庫点検など，先進技術による省電力化と省メンテナンス，そしてリサイクル性の向上などを図っている．10000系電車は，サービスの向上と環境に配慮しながらライフサイクルコストを抑えた高性能新型電車である．