SMA社のソフトスイッチング構造と中間周波数変圧器による新しい鉄道車両用軽量補助電源コンバータ

摘要

最近の鉄道車両には，連続的なエネルギー供給が要求される．エネルギーコストの増大によって，エネルギー効率の最適化は，新製車であるか改造車であるかによらず，車両の重要な判定基準となっている．列車の総質量を低減する要求は，エネルギー効率の向上にとって重要な戦略要素の一つとなっている．補助電源装置（あるいは静止形コンバータ）は装置質量の低減化の要求に応えつつも，増加するエネルギー定格と装置の信頼性を維持する必要がある．このせめぎ合いは，技術の革新による補助電源装置の総質量の低減を要求する．すなわち，中間周波数変圧器によるソフトスイッチングとポトジーと最新鋭の筐体技術である．本稿では，異なるアプローチとその結果について述べる．