乾燥肌の健常な成人女性におけるグルコラファニン含有ケール青汁の肌状態に対する有用性 ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験

摘要

ケ一ル(Bmssica oleracea L. var. acephala DC.) は，地中海原産とされるアブラナ科の植物で，日本 ではおもに青汁として飲用されている。青汁を飲む 動機として，「健康によいと思う」「野菜不足を補う」 「食物繊維がとれる」等のさまざまな理由が報告さ れており，一般的には健康維持の目的が考えられる。ケールの薬理作用として，NK細胞活性の亢進， 胃の保護作用3)，黄斑色素のキサントフィル密度を 高める効果4)等が報告されている。また，ケール等 のアブラナ科の野菜には，肺がh，胃がh，直腸が hなどに対する予防効果が確認されており,有効成分としてダルコシノレート等が注目されている。