高血圧症および高コレステロ一ル血症を併発している患者，または狭心症および高コレステロ一ル血症を併発している患者を対象とした力デュエット配合錠の長期投与安全性試験

摘要

心疾患および脳血管疾患は5日本人の死因の第2 位および第3位を占める疾患であり，年間死亡率 はそれぞれ19万人および12万人である。脳。心血 管疾患のおもな危険因子としては，高血圧症，糖尿 病，喫煙，脂質異常症[高コレステロール血症，低 "高比重リポ蛋白コレステロ一ル"(HDL-C)血症]な どが指摘されており，このうち高血圧症および脂質 異常症は併発頻度も高い。高コレステロ一ル血症と 診断された日本人患者約50000例を対象に行われ た大規模臨床試験においても，心血管疾患の既往が ない一次予防対象者の44%，心血管疾患の既往があ る二次予防対象者の48%が高血圧症および高コレ ステロール血症を併発していたと報告されてい る。また，これらを併発した場合，脳。心血管 疾患の発症に相加的，相乗的な影響を及ぼすことも 示唆されている。