高濃度茶カテキンの継続摂取が内臓脂肪型肥満女性の内臓脂肪およびメタポリツクシンドロームリスクに及ぼす影響

摘要

肥満，とくに内臓脂肪型肥満とさまざまな代謝異常の関連が強く示唆され，内臓脂肪の蓄積（さ100 cmに加えて，高血糖（空腹時血糖^110mg/dL), 脂質代謝異常（中性脂肪さ150mg/dLかつ/またはHDLコレステロールく40mg/dL)，高血圧（収縮時血圧130mmHgかつ/または拡張期血圧 85 mmHg)のうち，2項目以上が重積した状態がメタポリックシンドローム（Mets)と定義され,そのリスクが近年注目されている。日本人においても国民健康栄養調査の結果から40歳以上の男性の2人に1人，女性においても5人に1人がMetsが強く疑われる者または予備群であると報告されており，その対策が重要となっている。