基本的な考え方過重労働の防止に関する

摘要

労働災害による死亡者数をみると、昭和36年の6,712人をピークとして長期的には減少してきており,平成18年の労働災害による死亡者数は1,472人と9年連続で2,000人を下回るとともに、過去最少を更新した。 これに対し、業務が原因の脳·心臓疾患の発症者数は増力ロの一途をたどっており、過去5年間300人前後で推移しているし、脳·心臓疾患による死亡者数も、過去5年間150人前後となっている(表1)。 つまり,業務が原因の脳·心臓疾患による死亡者数は、今では労働災害による死亡者数の1割を占めている。