第四回森林林業政策検討委員会 「森林、林業の再生にむけた改革の姿（素案)」発表

摘要

森林、林業再生プランを実施に基づく具体的な施策の検討を進めている5つの委員会のう ち、その中心的な活動を展開している森林，林業政策検討委員会（座長、岡田秀ニ岩手大 学農学部教授）は4月28日に第4回会合を開催し、「森林、林業の再生に向けた改革の姿（素 案)」を会議に提案するとともに、その内容についての審議を行った。 今会合で提案された素案は、六月中に検討委員会がまとめる中間とりまとめの原案となるべきものと位置付けられ、これまでの委員会での検討結果やヮーキンググループでの検討を踏まえて作成されたもの。 一〇年後に国産材の自給率五〇％以上を目指すとされた森林.林業再生プランの実現に向けて、素案では、①適切な森林施業が確実に行われる仕組みを整えること、②広範に低コスト作業システムを確立する条件を整えること、③担い手となる林業事業体や人材をいくせいすること、④国産材の安定供給体制づくりと木材利用の拡大をすること—の四つの課題を掲げ、それぞれを段階的に、かつ有機的に進めていくこととしている。