㈱飛騍海洋科学研究所の「飛,,とらふぐ」地元消費の創出とブランド戦略

摘要

海なし県の岐阜から、海産魚であるトラフグのブランドが誕生している。生産を担、つのは㈱飛驟海洋科学研究所。同社は2012年に飛驟地域で初めてトラフグの陸上養殖に成功し、高山市と飛驊市にある施設で生産を行っている。閉鎖循環式陸上養殖で育てたトラフグは「飛驟とらふぐ」のブランド名で販売しており、年間生産量は1万尾。「山育ちの海産魚」というスト—リーも受けて地域特産品としての需要が高いことから、現在、年間生産量2万-3万尾を目標に、増産体制を整備している。また、観光客の土産物需要にも対応するため、加工品開発も同時並行で進めている。