水産缶詰:中小業者は二ッチな品目で付加価値販売を狙う

摘要

国内の水産缶詰生産量は10万t程度で、このうち4 割をツナ缶詰が占めている。このほかの魚種では、サバ 缶詰が3割、サンマ缶詰とイワシ缶詰で1割、力二缶詰、 イカ缶詰、ホタテ貝や赤貝などの貝類缶詰で1割となって おり、このほか、サケ缶詰、クジラ缶詰などの生産が行 われている。日本の水産缶詰は原料魚種が多く、また、調理形態 も多様なこと力ゝら、世界的に見て生産品目数は突出して いる。生産量が少なく日本独自の缶詰魚種とも言えるの は、アジ、ゥナギ、タコ、シシャモ、二シスゥニなどで、 このほか、練製品、でhぶ、寒天、昆布巻の缶詰も生 産されている。調理形態は、多い順に水煮、油漬、味化 野菜煮となっており、このほカゝ、サバゃイワシ、サンマの 青魚を主として味噌煮、照り焼き、トマト漬、蒲焼きなど がある。