ランチョンシンポジウム「アクティブな研究生活をサポート！育児キャリアアップ世代を生き抜く仕事術」開催報告

摘要

第29回大会の初日11月23日に開催したシンポジウムは鹿児島大の参加者も含め51名（男26女25)と 多くの方々に参加いただいた。開催地である鹿児島大学男女共同参画推進センタ一の山口眞理コ一ディネ一 タによるライフイベント期のキャリアアップに有用な研究支援制度等の紹介と，制度利用者の袁春紅先生(鹿 大'水産）のキャリアパスや研究生活について伺った。また，'時は金なり'限られた時間'脳のキャパを 最大限に利用し効率よく研究を進めていくために，「研究生活効率アップ便利ツール紹介」と題してペーパー レスや文献管理など，ITベースのツールについて岩崎渉先生（東大'大海研）から活用例を含めご紹介頂いた。キャリアアツプ世代には共働きも増えており，育児'家庭との両立問題に対する男性研究者の関心も高まつ てきている。さらに女性研究者にとっては，キャリア継続にパートナーや家族の協力は不可欠で，まさに死 活問題である。そこで，続く座談会では鮫島玲子先生（諍大'農）の進行のもと，共働きで育児中の研究者 にスポットを当て，多様なキャリアパスとキャリアステージの女性研究者2人（吉田奈央子.名工大，龍田 典子、佐賀大），男性研究者4人（伊藤通浩*早大，大塚重人、東大，金田一智規'広大，齋藤明広、静理 工大），計6人のパネラーに（1)キャリアパスの詳細（2)具体的な困難（3)うまくいった解決策について 語って頂いた。