日本産エビ類の分類と生態（144）テナガエビ科·カクレエビ亜科－ワライヤドリエビ属，ニホンカクレエビ属，ムカシスポンジエビ属，スポンジエビ属

摘要

カクレエビ亜科の属の紹介は今回で終わりである。 イシサンゴ類やカイメン類に共生する4属を取り扱うが，残念ながらいずれも調べる標本が手許になかった。 最初の2属ワライヤドリエビ属Mela］）OntOniaBrucc，1967とニホンカクレエビ属NipponfoniaBruce＆Bauer，1997は模式棟1挿を含むだけである1り2い224）。 後者はとくに学名や和名からみても分かるとおり優良間諸島が農産地である。 つぎのムカシスポンジエビ属［改称］巧〝?′〃Costa，1844は大西洋側に多くの種類が分布し刷，イント西太平洋からは6種が知られている1225）。 最後のスポンジエビ属［新株］乃7ノブ加斗｝ぐ力肌－Bruce，1996は最近ムカシスポンジエビ属から分けられたもので闇），学名も形態?勺二態もよく似ている。 いずれも日本産1種を含hでいる。