光ケーブルの保守方式の変革とケ一ブル技術

摘要

1981年（昭和56年）に最初に近距離中小容量中継区間に導入された光ケーブルは，翌々年にはこの技術をベースとして映像監視などの専用線サービス向けに，加入者区間への導入が始まった。このときの光ケーブルは，グレーデッド·インデックス型マルチモード光ファイバ（以下，GI型光ファイバ）を用いていたが，1983年（昭和58年）からのシングルモード光ファイバ（以下，SM型光ファイバ）を用いた日本縦貫大容量光ケーブル方式の導入に伴い，SM型光ファイバ技術が飛躍的に進展したことから，1988年（昭和63年）には加入者細（以下，アクセス綱）への光ケーブルの導入拡大を契機として，光ケーブルはすべてSM型光ファイバに統一することを決定した。