2001年芸予地震（M6.7）震源域およびその周辺における三次元地震波速度構造

摘要

2001年3月24一日の15時27分晩　 瀬戸内海安芸灘の裸さ約50kmで芸予地質が発生した．気象庁マグニチュードは6．7，モーメントマグニチュードは6て～6．8［例えば，Kakchi（2004），MiyatakeeEal．（2004）］で，ほぼ東西にT軸をもつ正断層型のメカニズムであった．このような発生機構と，従来のこの地域における地震活動を併せて考えると，2001年芸予地震はスラブ内地肇であったと言える［佃·三浦（2002）］．この他宗により．広島県南部肋河内町，人崎l町　 コ鴫野町で震度6弱，広島, 県南東部，愛媛県の多くの市町村で肇度5腺を観潮し，震度1以上有感範囲は中部地方から九州全域にまで牧hだ．家屋叫椙壊や倶鮪けしなどの披′i辱もあり，死傷者数ほ約50名にまで連した．その後も多くの余竃か鰍1三し，それらは本震をはは北端として南側へ約20krl－1の輔域にわたり分布している．こうした余震分布や波形媚折から断層面の彬状サ杓矧性瑚鉛恥馴?をが明らかになってきた［例えば，Kakehi （2004），Miyatake et al. （2004），関口·岩田（2002）．Yagi and Kikuchi （2OO2）］．Miyatake et al. （2004）とYagi and Kikuchi（2002）では本肇時に破壊された断層血を1枚の血と仮定している．一方，Kakehi （2004）でほ，複数枚からなる断簡血を仮定して解析杏行った．それらの結異には，榊いたデータや断層面の設定の適いによる差異が認められるが，共通した傾向として以のような点が挙げられる．披懐開始点は賽源域内のやや北端に位置し，この付近の断簡鳳上では正断層型のすべりか卓越している．その校の破壊は主に南へ伝播し，破壊開始点より15～20Kmほど南側においては正断層型成分のすべりに加え左横ずれのすべりがあった」孤灯眩壊継続時間はおよそ10秒で，最終的なすべり塾は非一山様な空間分布せ示す．