2004年紀伊半島南東沖地震震源域の地殻構造と余震分布について

摘要

2004年9月に紀伊半島南東沖で発生したマグニチュード（以下M）6－7クラスの一連の地震の震源域周辺において，文部科学省の突発災害研究として，海洋研究開発機構と東京大学地震研究所は余震観潮ならびに反射故による構造調査を実施した．本調査の主目的ほ，2004年9月に発生した一山連の.7クラス地震（Fig．1）の余震の震源決定精度の向上のため，詳細な地殻内地賃波速度構億を反射法探査によって明らかし，得られた余震分布から州連の地質の断層面のイメージングを実施し，地震発生のメカニズムを解明することにある．さらに，2002年にこの震源域で実施された反射法探査結果との比較により，地震の前後における地質·地殻構造の変化を検出することである．