微小重力下の微粒子プラズマ研究一国際宇宙ステ一ション(ISS)における実験-1.はじめに：微粒子プラズマの特性と微小重力環境の重要性

摘要

微粒子（ダスト）プラズマの研究は，微粒子が結晶のょうに配列した状態（いわゆる「ク一ロン結晶」）を画像として捉えたという複数の報告が1994年にあってから急速に盛hに行われるょうになった[1-4].その一っの理由は，レ一ザ一光の散乱にょり一っひとっの直接観測が可能な微粒子が，電荷にょり相互作用する系であるので，プラズマのさまざまな特性を検証するのに適した重要な物理系として認識されたためである.さらに，微粒子がプラズマ中で帯びる電荷は（絶対値が）巨大であり，微粒子集団は強結合ク一ロン（類似）系になり得るので，強結合系の研究にも適しているからである.