'大規模相互作用系の確率解析の展開'

摘要

引力や磁力のように，個々の粒子対の相互作用が単純な関数で与えられても，粒子の個数が膨大になれば，粒子系全体の相互作用は極めて複雑なものになります．そして，大局的には，新しい様相が出現します．このような大規模相互作用系の構造を，スケール極限を用いて理解することが，舟木氏の研究テーマですぃこのスケ－ル極限は，流体力学極限と呼ばれる時空間の極限操作で，ミクロな段階からマクロを記述する非線形微分方程式を導出するものちすい.