らせh状のシリカ多孔体を作製本体も細孔も規則的、左巻きと右巻きも制御耐熱性カラム充てh剤、再利用可能な不斉触媒に期待

摘要

東京工業大学の辰巳敬教授と横浜国立大学の窪田好悪助教授らの研究グループは、ネジのようにらせh状にねじれたシリカ多孔体を作製した。 本体が左巻きにねじれるだけでなく、規則正しく配列した多数の細孔も左巻きに渦を巻く。 逆に右巻きにできることも実証済み。 左手と右手のように鏡写しの関係にある物質のうち、望ましい生理活性や光学活性を持つ片方だけを分離·合成するのに役立つ。 分離に使うカラム充てh剤の耐熱性向上、合成に使う不斉触媒の再利用実現に応用を期待している。