日本計量史学会創立25年記念大会「計量史をさぐる会2002」開催報告

摘要

2002年9月13日～14日の両日，三重県四日市の三重県北勢地域地場産業振興センター「じばさh三重」にて日本計量史学会，SICE力学量計測部会日本計量振興協会との共催で「計量史をさぐる会2002」が開催された。 この「計量史をさぐる会」は力学量計測部会の年間行事のひとつであり，苦の人々はどhなはかりを使っていたのだろうかといった単純な疑問からスタートして歴史の流れを眺めてきた計量器から「計測の原点」を探るという主旨で開催されてきた。 今回の内容は，「大和製衡におけるはかりの開発史」（大和製衡（株）取締役技術本部長 見方義孝氏），「わが国における風洞天秤の歴史」（大和製衡（株）産機事業部主任技師中山和夫氏）のほか「研」「縄文土器」に関する6件の研究発表に実施され，特別講演として「計量史学の役割と成果」（横田俊英（株）日本計量新報社社長）と「はかりにかけた人生」（小林健蔵「秤の館」館長）が実施され，100名を超す参加者を集めた。 2日目の見学会では，特別講演の小林健蔵氏が個人で収集したはかりなど数々の計量器を展示する「秤の館」を見学した。