殴洲における電子部品の鉛規制状況と無鉛圧電材料の研究開発動向

摘要

現時点（2005年4月25日）でのEU（欧州連合）はもとの15か国にバルト3国と旧東欧5か国それにキプロス，マルタの2島嶼国の10か国を加えた計25か国から構成されており，さらにブルガリア，クロアチア，ルーマニア，トルコが加入申請しており，ウクライナも加入するであろう。 以下に述べるEU諸立法の根源となるEU憲法の批准（方法は各構成国で異なる）は2005年4月19日までにリトアニア，ハンガリー，スロベニア，イタリア，ギリシャが国会による批准を終え，国民投票による批准が4月20日のスペインを皮切りに5月29日のフランスに続き，ポーランド，英国など計10か国で行われる。 EU憲法は国民投票か議会決議で批准されるが，25か国に拡大したEUのうち1か国でも批准しなければ発効せず，EUの将来に大きな支障が出る。 憲法が発効しなくても，環境保護に関する諸指令は発行すると解釈される。 本記事はEUのホームページに入り，EUの"Official Journal of European Union"から得た情報に基づいており，一部，国際会議で取材した情報に基づいている。まず最初に，環境関連法律，行政と関連したEUの"Official Journal of European Union"にも良く出てくるEUの立法，行政，司法機関について要約する。