ワイヤレス最前線：無線中継機を使って広範囲の温度·湿度·電圧·パルスデータを管理する、システム＜中継機を使った無線通信機能付きロガーRTR-5シリーズ＞

摘要

各種工場·プラント·大規模小売店·オフィス·倉庫などでは電気及び機械設備の維持管理が行われている。 管理対象は温度·湿度·電力量·流量·pH·水位など多種多様なものがある。 これらの要素を管理する道具の1つにデータロガーがある。 データロガーには特定小電力無線を使ったものがあり、配線が不要で非常に便利である。 特定小電力無線は通信距離が100mから400mで無線免許が不要で比較的使いやすい電波である。 データロガーに記録されたデータ処理は無線を通じてコンピュータで行うが、コンピュータに接続する受信機（親機）は電波が届く範囲に設置しなければならない。 しかし、管理する場所が電波の届く範囲にない場合が少なくない。そのような場合は専用の通信ケーブルを設置し、管理するコンピュータにデータを伝送しなければならない。最近はLAN等の通信回線が多く使われるようになったが、測定箇所にケーブルが敷設されていない場合も多々ある。また、LANに接続できる測定器は比較的高価で多箇所の測定を行うには設置費用が問題になる。 弊社では無線機能を備えた温度·湿度·電圧·パルス用のデータロガーRTR-5シリーズと、それらと親機を無線中継できるRTR-50を開発した。 RTR-50は中継を何段も繋げることができ親機としても使うことができる。