制品と技術：進化を続ける最新のレベル計＜レーダーレベル計とガイドパルスレベル計の紹介＞

摘要

タンク、サイロ、反応槽などのレベル測定は、高い品質と安定な生産を維持する上で重要な管理項目の1つである。 レベル計には様々な測定原理があけ種類も多いが、レーダー式レベル計は厳しい環境下でも安定な測定が可能で、メンテナンスの手間がかからず生涯コストの削減ができるという理由で近年広く使われている。最近ではレーダー式レベル計に加え、初期設置が容易で比較的ローコストであり、他方式では測定が難しい狭い場所や、波立ちや泡立ちが多いアプリケーションにも対応できるなどの理由からガイドパルス式レベル計が注目され始めている。 海外では液体測定を中心に両機種がお互いを補完しながら爆発的な勢いで普及している。弊社では2000年からレベル計ビジネスを本格的に推進しているが、ここ1年間でレーダーレベル計、ガイドパルスレベル計、超音波レベル計からなる60シリーズレベル計を一新し、更にラインアップも強化した。 本稿では、レーダーレベル計PULS60シリーズとガイドパルスレベル計FLEX60シリーズの原理、特長、ラインアップやアプリケーションなどについて解説する．