防爆型紫外線式火炎検知器: 水素ステーションでの設置について

摘要

本稿では、水素ステーションに於ける保安確保の基準として紫外線式火炎検知器の設置が規定されたことについての経緯を解説し、水素火炎検知器の性能と改善課題及び今後の対策について紹介する。2019年11月現在、国内で110ヶ所の商業用水素ステーョンが開業している。更に20ヶ所以上の水素ステーション建設が計画されている。経済産業省の「水素·燃料電池戦略ロードマップ」では2020年度中に累計160ヶ所のステーションが開業、2025年度で320ヶ所、2030年度には累計900ヶ所以上の水素ステーションの設置が目標とされており、それに向けた取り組みが進められている。