新エネルギーのすベて (14)：ごみ焼却発電の設備

摘要

日本ではごみ焼却発電が1965年から始まったが，「実用段階にあるが経済性の面で普及が十分でない」という理由で，新エネルギーの一つとされている。 2005年度に家庭と民生部門から排出された一般廃棄物は5,273万トンで，平均すると1人1日当たり1.13kgだった。 日本では一般廃棄物は焼却し，容積を少なくしてから埋立て処分するのが基本方針になっており，2005年度は87％が全国の清掃工場で焼却された。 一方，海外では日本ほど埋立て処分用地に困らないので，焼却率はデンマーク，スウェーデン，フランスが50％弱，ドイツとオランダが20％弱，アメリカとイギリスが10％台である。