砂糖製造における乾燥技術

摘要

砂糖製品を大きく分類すると，分蜜糖と含蜜糖の2種類に分けられる。 分蜜糖は，結晶化工程でできる結晶と蜜の混合物から遠心分離機で蜜を除いた後，乾燥·冷却して製造する砂糖である。 この分蜜糖は，原料であるサトウキビ（甘庶）やサトウダイコン（甜菜）の栽培地で，直接白糖にまで加工して製造する耕地白糖と，熱帯 瑏劅釒〉胤饯违单去Ε釉耘嗟丐巧bされる糖度97.5～99.5くらいの淡黄色から褐色の大きな結晶である原料糖を消費国に輸入して，再精製して製造する精製糖に分類される。 日本においては，北海道で栽培されているサトウダイコンから直接製造する耕地白糖と，海外から輸入した原料糖および鹿児島県，沖縄県のサトウキビ栽培地で生産される原料糖を再精製して製造する精製糖が，ともに市場に出回っている。