「ラジアントチューブ」形状：低NO{sub}x型負圧二重管ラジアントチューブバーナとセラミックチューブの適用

摘要

ラジアントチューブは，間接加熱の熱源として広く採用されている。大型の鉄鋼の熱処理炉のみならず，小型部品の雰囲気熱処理炉においても，二重管（シングルエンド型）ラジアントチューブバーナが開発され，ガス加熱が採用されるようになった。またチューブ材質として，従来の金属に換わり高温耐久性に優れたセラミックスを利用した二重管セラミックラジアントチューブバーナの開発を行い，950°Cを超える雰囲気熱処理炉や炭素材焼成炉あるいはチューブの設置条件が苛酷（チューブと炉壁との距離が短く，十分な放熱空間の確保が不可能）であったり，操業条件が厳しい（バーナ負荷が高い）場合へも適用が可能となった。