酸洗後処理槽の圧空ブロー改善

摘要

本冷延工場で製造している冷延鋼板のうち46％が酸洗·冷間圧延作業を行っている。 酸洗作業は鋼板を酸洗タンク内の塩酸に浸漬することで熱延鋼板表面のスケール（酸化鉄）の除去を行う工程である。 そのため，酸洗タンク通過後の鋼板表面には塩酸が残存しているため，後処理槽にて水洗，圧縮エアーによるブローにより，表面の水切り作業が必要となる。 この改善は工場エアーを低圧大容量ルーツプロワに変更し，合わせて他の圧空使用個所における使用量の見直しを行っで大幅な使用量の削減を達成した事例である。