ワークフローと映像化,定量化技術を追求した超音波診断装置Aplio_(TM)SSA-770A

摘要

近年の超音波診断装置における診断上及び技術的なトピックスは，次のとおりである。 （1）コントラスト剤が開発され，臨床に供されるようになった（2）ハーモニックイメージングに代表される，生体内で発生する高調波成分を映像化する技術（3）ネットワーク技術が普及し，超音波診断装置も病院内で一つのモダリティとしてネットワーク上に存在するようになった。 更に，機能·性能を実現するうえで，高集積度でアナログ/デジタル混在の専用ASIC（特定用途向けIC）が医用機器の分野でも開発できる環境が整ったこと，PCに使われている基本ソフトウェア（OS）に代表されるソフトウェアのデファクトスタンダードが市場に存在し，そのリソースが使えるようになったことである。