バイオ系プロセス制御研究分野

摘要

本研究分野では、ヘム鉄がセンサーとして働くヘムセンサー蛋白質ついて研究をしている。 ヘモグロビン、P450、チトクロムcなどは良く知られたヘム蛋白質であり、それらでは、酸素結合、酸素分子の開裂、及び電子移動などにヘム鉄が直接に関わり、ヘム鉄が反応の中心になっている。しかし、局近ヘムセンサー蛋白質という新規のヘム蛋白質が注目されている。 これらでは、機能ドメインとほ別のドメインに存在するヘム鉄の酸化還元、ヘム鉄へのガスの結合、及びヘム鉄自身の蛋白質への結合·離脱などによって、本来の酵素機能や転写機能が、制御される。 本研究分野で研究している3種類のヘムセンサー酵素の構造と機能の相関関係について、以下のように2006年の研究成果が総括される。