遅発性筋痛に及ぼすSSP刺激の影響一SSP高頻度刺激110Hzによる刺激時期の検討

摘要

【目的】遅発性筋痛の鎮痛に関する研究は多いが、その刺激を与える時期について検討したものは少ない。 われわれは上腕屈筋群に遅発性筋痛を作成し、高頻度110HzのSSP刺激を行い、その刺激時期による効果の違いをVASと圧痛閤値を指標にして検討した。 【方法】遅発性筋痛は、紡機能訓練および評価が可能な装置MYOLET－RZ450（川崎重工業株式会社）を用いて作成した。 手順は肘関節最大屈曲力を測定し、これを100％の負荷として肘関節屈筋群の遠心性運動負荷を10回1セットで30秒間のインターバルを入れ、計3セット行わせた。 SSP刺激は110Hzで20分間行った。 刺激の程度は心地よい刺激感を感じる程度とした。 なお、SSP刺激の介入時期は、実験1日目の負荷直後（直後群、7名）と実験2日目（筋痛群、8名）に区分した。 評価法はVASと圧晴間値（push－Pull－gage，新光電子株式会社）を測定した。 測定は運動負荷を行った1日目、2日目、2～8日目および15日目とした。