『内経』における痔証の文献調査

摘要

【目的】痺証は『内経』において主に痺論篇で詳細に述べられていて、その症状はさまざまである。 しかし、痺証を紹介する現代の書籍の多くは行痺、痛痺、着埠を取り上げるのみで、その他のものや詳細な病機にっいては言及されることが少ない。 そのため、『内経』の文献調査により痺証の詳細な病機を検討し、よりよい診察、治療につなげたい。 【方法】内径学会発行の『素間』『霊枢』を用いて「痺」を含む条文を検索し、各条文を『内経』における痺証の概念、原因、病機、症状、治療などに整理し、それらを基に痺証の詳細な病機を考察する。