慢性的な下肢の重感?張り感?力が入りづらい症状に対する円皮鍼の効果 シングルケ一スデザインによる検討

摘要

【目的】円皮铖を下肢に貼付することでゥォ一キング中やその後の日常生活での脚の重 い感覚?脚の張る感覚?脚の力が入りづらいという症状の主観的評価に及ぼす効果を円皮鍼とshamを用いて比較検討した。【方法】被験者は毎日10,000歩のゥ才一キングを日課としていて、ウォーキング中や日常生活動作において慢性的に脚の重い感覚や脚の張る感覚そして脚の力が入りづらいと いう症状を呈し、脊椎疾患や内科的疾患を有している70代の男性1名である。介入：全 10回とし、ランダムに円皮鍼またはshamを2日間貼付し円皮铖貼付前と当日夜と翌日 夜に下肢の主観的評価に関するアンケ一卜を記入してもらった。介入部位は症状の部位 や圧痛を考慮して両側の下肢の合計10力所とした。評価：下肢の各症状の主観的評価 アンケートはVisual Analog Scale (VAS)を用いた。記入は1回の介入で3回、全10回の 介入プログラムで計30回記録し、当日夜と翌日夜それぞれの円皮铖条件とsham条件と の差をランダマイゼーシヨン検定（R検定）を用いて解析した。【結果】下肢の重感についての主観的評価は、翌日夜の円皮鍼条件に対するsham条件 はR検定の結果、有意差が認められたく 0.05)。下肢の張り感についての主観的評価 は, 翌日夜の円皮鍼条件に対するsham条件はR検定の結果、有意差が認められたく 0.05)。【結論】下肢の重い感覚、下肢が張る感覚を呈する患者に対して円皮鍼を2日間留置す ることで、脊椎疾患や肝機能疾患、下腿静脈瘤等の疾患を保有している者に対しても症 状軽減効果に円皮緘が有効であることを示唆している。