皮質脳波を用いたワイヤレス体内埋込型運動?意思伝達機能補填装置

摘要

試験物は皮質脳波を用いたワイヤレス体内埋込 型運動?意思伝達機能補填装置で，対象疾患は筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis ：ALS),類髄損傷，筋ジストロフィーです (Table1).こうした患者では四肢の完全な麻痺や発語障害によって大きなストレスに曝されま す.こうした機能障害を支援するために我々は手 術をして脳の表面に電極を置き，そこから測った 脳信号を解読し，ロボットアームを思った通りに コントロールしたりカーソルをコントロールして文章を作成する，機能支援システムを文部科学省の脳科学研究戦略推進プロダラムで平成20(2008)年度から開発してきました.