ォピオイドkappa受容体作動薬ナルフラフィン塩酸塩の薬理作用

摘要

ナルフラフィン塩酸塩は，才ピオイドK受容体作動薬であり，本邦において，「血液透析患者におけるそう痒症の改善（既存治療で効果不十分な場合に限る）」を効能または効果として2009年1月に承認を取得し， 同年3月よりレミツチ~Rカプセル2.5mugとして販売が開始された.また，ナルフラフィン塩酸塩は，非臨床試験において止痒作用以外にも鎮痛作用，神経因性疼痛に対する鎮痛作用，薬物依存症治療作用，統合失調症治療作用，ジスキネジァ治療作用など種々の薬理作用を有していることから，これらの疾患の治療薬となり得る可能性力考えられる.