SCMにおけるロジスティクスシステム構築の考え方：[9]マテリアルハンドリング·システムを構成する機器（その4）

摘要

「仕分ける設備」は，個々の人為的な情報を持った商品をその情報に基づいて決められた行先へ正確に仕分け，集める役割を持らている。 多品種小口化，多頻度配送という顧客のニーズに加え，配送先アイテム数の増加により仕分け作業が物流において大きなコストを占めるようになっている。 このため省力化，正確化，迅速化，そしてコストダウンという目的に沿った，活用し易い設備が開発されてきた（図表－1）。 仕分け装置の選定については，まず，仕分け対象品の特性に適合した機種を，仕分け能力と合わせて見極めなくてはならない。 現状，流通業界で活用されている仕分け装置には，仕分け能力が単位時間当たり10,000個～12,000個の機種が多い。 従来の5,000個～6,000個に比べ2倍の能力になってきている。