我が国計測技術の先駆が挑む,バラ積み野菜の全自動移載計量

摘要

㈱イシダは「運びながらはかる」をコンセプトに，加速度と慣性力から質量計測を実現した新技術計測ユニット「IMAS-G」を開発した。ロボットのフランジとロボットハンドの間に計量ユニットを設置し，制御ユニットにて制御する本システムを，最新ロボテイクスマテハンのコラボレーションの核として構成したのが，今回紹介する「3Dビジョンを活用した不定景品のハンドリングと組合せ計量」だ。昨年末に開催された2017国際ロボット展に出展されたデモ機を例に紹介しよう。三菱電機（株）の産業用ロボットMELFA RV-7FRと多用途ロボットハンドによるピッキングのメカニズムに，三次元ビジョンセンサMELFA-3Dを組み合わせた。CADデータのないワークや不定貫品をモデルレスで認識可能とし，さらにIMAS-Gとのコラボレーションによって，大きさの異なるワークを傷つけずソフトに把持·搬送しながらの計量を実現している。