出版業界のRFID実証試験に見る実用化への課題と導入可能性－出版業界の再活性化を日精した2.45 GHz，13.56 MHz，そしてtTHF苛の検証結果

摘要

出版倉庫流通協議会は2002年12月，業界の気楽な交流の場として立ち上げた連絡会を母体とし，2003年8月に正式に発足した。 同年1月から勉強会を開くことになり，その第1回でRFID（以下，本稿では同協議会の用語としてICタグと表記する）をテーマに取り上げている。 この時ICタグベンダーの担当者を講師に招き話を聞いたところ，大いに可能性が感じられたので，同年5月に代表メンバーで米国視察に出掛け，オートIDセンター（現EPCグローバル，オートIDラボ）やプラダ等の実情を確認した。 その結果，ICタグは出版·倉庫業界で相当使い道があると思われたため，実験を行おうという気運が生まれた。