航空機·宇宙用材料と製造プロセス：溶解および鍛造－耐熱合金

摘要

超耐熱合金は英語のSuperalloyの訳語であり、文字通り高温で使用可能な耐熱性の著しく優れた合金のことである。 金属を高温で使用する場合は、常温あるいは数百°Cまでの温度で使用する場合と比べて異なった性質が要求される。 その最も基本的なものは、クリープ強度と耐酸化性·耐高温腐食性であり、これらの特性から超耐熱合金は航空機用ジェットエンジン部品等に使用されている。 超耐熱合金の技術は航空機用ジェットエンジンの発達にリードされてきたが、その発展には製造法の発達が大きな寄与を果たしてきたと言える。 以下に主に超耐熱合金を中心とした溶解、鍛造について述べる。