慢性気管支喘息患者の治療に対する満足度と自覚症状の現状における問題点の検討－阪神地区に於ける喘息患者アンケート集計報告－

摘要

近年，吸入ステロイド薬などの抗炎症薬を中心とした気管支喘息治療の各種のガイドラインが発表され，慢性喘息患者に対する管理は向上し，症状の軽減，疾患の重症度の改善がはかられるようになった。 しかしながら，治療が進歩してもまだ喘息を治癒させることは難しく，また喘息は症状の変動が大きいため，患者のQOL（Quality of Life）を考慮していかに管理していくかが治療の重要課題となってきている。