新規注射用ニューキノロン系抗菌薬pazufloxacin（T－3762）注射液バッグについての利便性に関する調査

摘要

Pazufloxacin（T－3762）は富山化学工業㈱で創薬された新規キノロン系抗菌薬であり，その臨床試験は，当初，製剤化技術が確立していた凍結乾燥製剤（バイアル製剤，以下，T－3762バイアル）を生理食塩液100mLに用時溶解することにより実施された。 比較試験は対照薬との盲検性を考慮し，T－3762バイアルが用いられた。 しかし，本来，注射用製剤は溶解液剤が凍結乾燥製剤に比べて使用性，利便性が優れていると考えられる。