リボ多糖体によるB細胞活性化の機序

摘要

リボ多糖(LPS)は細菌の細胞壁に由来するエンドトキシンで,マクロファージなどを強力に活性化することが知られていた.近年,病原体の共通パタートンを認識することにより自然免疫を発動するtoll-like receptor(TLR)とそのリガンドならびに細胞内シグナル伝達経路が急速に理解されるようになり, LPSによる活性化機構の分子メカニズムも明らかになってきた.