P22胸部下行、胸腹部大動脈瘤手術における脊髄機能モニタリングMotor Evoked Potential（MEP）の留意点

摘要

胸部下行、胸腹部大動脈瘤手術後の脊髄虚血による対麻痺（paraplegia）の発生は予測が困難で、その防止が手術成績向上に重要である。 そこでその防止のため補助手段の工夫や薬物的保護法、cerebrospinal fluid drainage（CSFD）、脊髄機能モニターなどを用いた脊髄保護が行われている。 当院では、脊髄虚血のモニターとして体性感覚誘発電位soma-tosensory evoked potential（SEP）を用いてきたが、sensitivityに問題があった。