外傷性四肢皮膚欠損創に対する陰圧閉鎖療法の応用

摘要

2010年4月から陰圧閉鎖療法（negative pressure wound therapy,以F NPWT)か 保険適用となり，すでに1,000例以上に臨床 使用されている。本法はデブリードマン後の あらゆる創傷に適用が可能であり，四肢にお いても外傷や難治性潰瘍の治療に用いられる。 しかし四肢は手指?足趾を含み，形態が複雑 な部位であるため，他部位に比べてNPWT 機器の固定が難しい。加えて皮膚の性状も体 幹とは異なることから，NPWTを効果的に 施行するためには特別な配慮が必要となる。